多肉植物の育て方 <パキフィツム・パキベリア>
Crassulaceae Pachyphytum
生育期 : 春~秋
休眠期 : 真夏

貯水性の優れた属。
日当たり・水やりは鉢の中が乾いてから与えれば十分。
耐寒性もあり、大変丈夫で扱い易い属種といえます。
アエオニウム属
アドロミスクス属
エケベリア属
カランコエ属
クラッスラ属
グラプトペタルム属
グラプトベリア属
コチレドン属
セダム・セデベリア属
センペルビウム属
ジョビバルバ属
パキフィツム属
 パキフィツム・パキベリア月別育て方
 
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
水やり
日当たり
植え替え × ×
繁殖期 × × ×
 病害虫                

置き場所



基本的には南向きの日当たり・通風が良いベランダ・軒下がお奨めです。
パキフィツム・パキベリア属は真夏は白粉や美毛・斑入り品種には若干の遮光・通風が必要です。
これらは真夏は特に直射日光に注意しましょう。
鉢の2番手後ろに置くなど、半日陰にて管理しましょう。それ以外は戸外での栽培をお奨めいたします。
締まった良株となります。
秋中旬~霜の降りる前までは戸外栽培可能です。(一部の寒冷地域を除く)
強健株作りにはまた戸外での栽培をお奨めします。一部暖地では一年中戸外栽培可能です。
真冬、日当たりの良い室内または簡易温室で管理しましょう。

 
水やり



水やりは週に何回と決められるものではありません。
各家庭での環境・置き場所などにより乾き方が違うからです。
パキフィツム・パキベリア属は貯水葉なので水やりをやや控えめにしましょう。鉢の中が乾いてからで十分です。
また葉の様子を見ながら、植物は各々サインを出してくれます。
そこがポイントです。白粉葉のタイプは葉に水がかからないように与えてあげましょう。
1回の水量は鉢底から流れ出るようにたっぷりと与えてあげましょう。
中途半端な水やりは返って植物を腐らせます。
真夏・真冬は天気の良い午前中たっぷりと与えてあげましょう。

 
植え替え



植え替えを怠ると用土は痩せおとり生育に乱れが出たり、根腐れの原因や病害虫を集める原因となります。
パキフィツム・パキベリア属の植え替え適期は春先または秋がお奨めです。
根を張るタイプなので植え替え時は1つ上のサイズへの鉢に入れてあげましょう 
 
繁殖適期



繁殖は多肉植物を育てている楽しみ方のうちの1つです
パキフィツム・パキベリア属の繁殖適期は春先がお奨めです。
挿し木・葉ざしを行います。挿し木は充分に乾かしてから挿しましょう。
葉ざしは用土の中へ挿します。

 
病害虫



病害虫による被害は未然に防げることもあります。快適な植物LIFEを送りたいものですよね。
パキフィツム・パキベリア属の起こり易い病気は根腐れ・凍結があります。
鉢の中が乾く前にお水を与えすぎた場合根腐れを起こし易くなります。
冬季、霜の降りるころに戸外へ出したまま、または室内での急激な冷え込み等で凍結します。
凍結しても時に根が完全にだめになっていない場合、春中旬より新芽が出てくる場合もあります。
ワタムシによる被害は梅雨のじめじめした時期・夏場の目の届かない場所で管理している時期に目立ちます。

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